Darden MBA留学記

MBA留学生活と金融関連について発信します。

1年目振り返り④~Term 4~

Case Methodの難しさや自分の語学力のなさに落ち込んだTerm 1を終えてのTerm 2。授業はTerm 1から続きLeading Organization、Accounting for Managers、Decision Analysis、Marketingに下記が加わりました。

 

 

Global Economies and Market

ミクロ経済、マクロ経済の理論をもとに、経済事象について分析・議論。経済学部だったことや、前職の業務から理論自体はなじみのあるものであったが、それをツールに議論を出来たことは良かった。特に、証券化バブルに端を発する07年~08年の金融危機はアメリカ人の生徒は色々な持論を持っており、そのあたりを議論できたことは良かった。

 

Financial Managements and Policies

CAPM、WACC、FCF、バリュエーション、等々、ファイナンスの基礎を学習。目新しいものはなかったが、知識の整理にはなった。モデルを1から作る経験を何回もこなすことにより、財務分析のスキルをブラッシュアップすると共に、自分にとって「当たり前」のことを様々なバックグラウンドを持ったクラスメート全体に納得してもらうために、どのように話をすれば良いのか等々を考える良い機会となった。

 

自分の強みを磨くこと

 

このタームではFMP、GEMなど、業務上のバックグラウンドから自分にとって得意な科目が増えてきた。そうなると「自分の意見」に自信が持て、英語面は完璧でなくても、堂々と発言する機会が増えてきた。また、その発言から教授、他の学生により更なるディスカッションに発展すると、クラス全体の学びに貢献出来たことと実感するようになった。そうなると、多少、苦手な科目でもとりあえず、手を挙げてダメでも良いから発言をした方が良いというマインドを持てるようになり、好循環を生むことが出来たような気がする。自分の癖として、弱み(MBA生活においては英語)を埋めることに注力しがちだったが、弱みの無い完璧な人間なんていない訳で、ましてやこのような世界各国から様々なバックグランドを持った集団の中で存在感を示すためには、自分の強みを磨くことが重要だと認識した。そこで磨いた自信は最終的に自分の弱みを埋めることに繋がる、もしくは弱みを他の誰かに埋めてもらうことに繋がるのかもとおぼろげながらに感じた。